人々の生活を明るく照らす、
電気工事という仕事。
佐世保市の株式会社長北電設に勤務する岩本さん。
「当社は一般家庭からビル・工場等のほか、各種通信設備や道路照明など、電気工事全般についての事業を行っております。私もいまは病院や工場などの建物に関わる電気工事を主に担当しており、日々現場に出て作業をしています。例えば建物内であれば照明器具の取付から電源配線まで、電気にまつわる工事全般を行ないます」
小さな頃から好きだったものづくり。
未経験から電気技術者の道へ。
小さな頃から図工や工作など、ものづくりが好きだったという岩本さん。高校生のときには将来技術の分野で働きたいというビジョンがあったといいます。
「私の出身校は普通科でした。高校から就職を考えたとき、やはり普通科でしたので、希望するような技術系の求人はあまりありませんでした。そのなかで私の高校から高技専に進まれる先輩たちがいたので、自分も高技専に行こう、と考えました」
こうして未経験から佐世保高技専の電気システム科に進んだ岩本さん。当初あった不安な気持ちもすぐに解消されたといいます。
「電気システム科では電気について学びますが、通信分野のこともあったりと、広い範囲での学習となります。得意なものもあれば苦手なものもありました。覚えることはたくさんありましたね。でも、その甲斐あって入社後にはスムーズに仕事に入れた気がします。当然訓練でやっている内容と実際の現場はレベルも内容も違いますが、高技専での訓練や経験が活かされているな、と思うことは多いです」
さまざまな経験を乗り越えて、
さらなる活躍の場へ。
いまのお仕事のやりがいについて岩本さんに聞いてみました。
「電気工事といっても、屋内の配線工事から、電柱に昇っての高所作業など多々あります。幅広く工事があるため、体力的にも精神的にも大変なこともありますが、完成した時の達成感はもの凄いです。私は入社して6年目となり、現場も任され、ある程度のことは出来るようになりましたが、まだまだ知らないことも多く経験不足と感じる事もあります。長北電設ではいろんな現場に挑戦することが出来るので日々勉強し成長していきたいです」
“なりたい自分”を目指しているあなたへ
岩本さんからのエール。
高等技術専門校は社会で活躍する方から直接指導していただく機会などもあり、より実践的な訓練を受けることができます。未経験の方でも実際に道具を触ったりする中で、自分の適性を増やしたり、やりたいことを突き詰めていくことができます。電気に興味がある方は、高技専で訓練されるのは良い選択だと思います。
〈取材協力〉
株式会社長北電設
株式会社長北電設は、一般家庭から大型建造物までの電気工事をはじめ、道路照明、交通信号などの交通インフラの施工・保守や、電力供給設備の施工工事などを行っています。安全と技術向上に努め、快適な環境づくりを通して地域社会に貢献します。