長崎の海の玄関口・神の島。ひときわスタイリッシュな建物がANAテレマート株式会社です。ANAグループの「グローバルコンタクトセンター」として、ANAの国内線・国際線の予約案内センター、さらに同社のマイレージクラブ会員へのサポート業務を行っています。
今回は同社で勤務している金子さんと、同社の採用担当・田島さんにお話を聞きました。
――まずは金子さんの高技専時代について教えてください
金子さん 私は商業科出身です。周りが卒業後の進路を考える時期になったとき、まだ将来自分が何をやりたいか、どうなりたいか明確なビジョンが見つからず迷っていました。
そんなとき、高技専に入校していた兄から高技専についての話を聞き、１年間スキルを磨いて自分の“将来の幅”を広げたいと考え、観光・オフィスビジネス科に入校しました。在校中は資格取得に励み、忙しい日々でした。１年の訓練期間が充実していてあっという間だった気がします（笑）
――金子さんは今どのような業務を担当していますか？
金子さん 現在は国内線についてのお問い合わせや予約案内を担当するコミュニケーター業務を行っています。電話でのご案内のほか、メールやチャットを利用してお客様の快適な空の旅をサポートさせていただいています。
お客様と電話や文字でコミュニケーションをとるため、お客様のお顔は見えませんが、「ありがとう」というお言葉を頂戴したときは、ご案内できて良かったな、とやりがいを感じます。
田島さん ひとえにご案内と言っても、お電話での“声のご案内”とメールやチャットといった“文字でのご案内”では必要となるスキルが異なります。
当社では社内資格を設けており、資格を取得することで担当できる業務も増えていきます。
――高技専修了生と一緒に働いて感じることは？
田島さん 修了生の皆さんは、高技専で培ったスキルを十二分に発揮し活躍しています。
当社に入社後、まずはお電話での案内業務からスタートします。高技専の修了生は１年間しっかりと訓練した下地がありますので、接遇能力も高く、スムーズに業務に取り組めています。
また、経験とスキルを磨いて、お客様対応をする他のコミュニケーターをサポートする立場であるフロアアドバイザーやインチャージ（責任者）として、お客様だけではなく同僚のサポートも担っており、職場での信頼も大変厚いです。
ANAテレマート株式会社では入社時の学歴に関係なく、本人の能力と意欲を最大限活用できる社内制度を整えています。
田島さん 当社では人財公募制度を取り入れており、本人のチャレンジする意欲とスキルがあれば、新たな可能性を切り開くことができます。
高技専の修了生の方は、社内資格取得への意欲も高く、社内ステップアップを経て、現在では本社間接部門など、長崎支店以外の様々な部署や環境でも活躍しています。
これからもステップアップに積極的にチャレンジして、活躍の場を広げながら会社に貢献できる人財になってくれることを期待しています。
“なりたい自分”を目指しているあなたへ
金子さんからのエール。
私のように、将来どうなりたいかを見極める場所として、高技専という選択肢はとても良いと思います。
観光・オフィスビジネス科は１年という短い期間ですが、一つ一つの訓練に真剣に向き合い、自分の将来のために頑張ってほしいと思います。
〈取材協力〉
ANAテレマート株式会社
ANAテレマート株式会社ではお客様の旅だけでなく、日常生活においても関わりを持っています。
お客様の声に耳を傾け、お気持ちによりそい、様々なお問い合わせに対して迅速かつ正確にお伝えすることで、お客様満足を追求しています。
