海上の安全を支える仕事。
厳格な品質管理に応える精度を求めて。
佐世保港に面した工業区に本社を置く株式会社ホーセイは、米海軍および海上自衛隊所属艦船の修理や維持整備を主力事業とし、この分野において国内トップクラスの実績を誇ります。
同社の工事部鉄工課に所属する山口さんは、主に古いパイプの新替えや溶接、甲板の切り替えなどの業務を担当しています。
「仕事は主に現場の船の上で行います。はじめにグループ全員で現場に入り、作業箇所を見て必要な材料や段取りを確認します。資材の準備を整えてから再度現場に入り、寸法測定やパイプを切る位置をマーキングし、作業を進めていくという流れです。
特に重要なのはマーキングですね。これを間違えてしまうと後工程がすべて上手くいかなくなってしまうので、特に慎重に作業をしています」
高技専で得た多くの「知識」で、
現場での「想定外」を乗り越えていく。
緊張感のある仕事の中でも、思い通りに部品がピッタリとはまった瞬間、特に嬉しさややりがいを感じるという山口さん。ですが実際の現場では、思い通りにいくことばかりではないと話します。
「やはり本物の現場では、予想外のことが度々起こります。どうしたら上手くいくか試行錯誤する時、高技専で学んだことを組み合わせて考えることもあるんです。それが上手くいった時には自分が学んだことが身になっているなと実感します。高技専では溶接技術の基本はもちろんですが、座学で学ぶ『溶接法・製図・検査法』などの“知識”の部分も深く学んでおけば就職してから、とても役に立つと思います」
後輩の指導を自らのスキルアップに繋げ
技術者として、さらなる成長を目指す。
株式会社ホーセイに入社して8年目。山口さんは現在、後輩育成にも力を入れています。
「私は後輩に教えるのはあまり得意ではないので、弟みたいな感じで接しています(笑)。後輩もお兄ちゃんぐらいのイメージで接してくれればいいなと思って。叱るところは叱ってという感じですね。でもみんな素直に聞いてくれる、かわいい後輩たちです」
後輩育成に加え、自身の技術に磨きをかけることも忘れません。
「先輩と比べると私の技術はまだまだだと感じます。先輩のしている仕事をよく見て、先輩を超えるぐらいの技術力を身に付けられるように、これからも頑張っていきたいと思います」
“なりたい自分”を目指しているあなたへ
山口さんからのエール。
私は高技専に入校してから溶接の面白さを知り、たくさんの資格取得をして自分が目指していた「手に職」を実現できました。ものづくりに興味がある方には、技術と知識をしっかり学べる溶接技術科をぜひおすすめしたいです。
〈取材協力〉
株式会社ホーセイ
米海軍佐世保基地所属艦船の修理および米海軍と密接な関係にある海上自衛隊佐世保基地所属艦船の修理を主力事業とする当社は、約半世紀にわたり蓄積したノウハウを活かし、今日に至ります。艦船修理にとどまらず事業領域を着実に広げ、お客様のニーズに応える新たな価値の創造に挑み続けます。